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InstallShield 同時接続ライセンスの借用
InstallShield 同時接続ライセンスの借用
Summary
この記事では、InstallShield の同時接続ライセンスの借用についての解説と、ライセンスの借用を行う前に確認すべき留意事項が挙げられています。
Synopsis
Discussion
借用とは、FlexNet Licensing Server が配置されているネットワークへの接続を切断して、同時接続ライセンスの使用を可能にできる機能を意味します。
「 InstallShield の同時接続ライセンス用のライセンス サーバーを設定する 」 の解説にある手順を実行すると、ライセンスサーバー マネージャー (lmadmin) によって、チェックアウト可能なライセンスが表示されます。「Activatable」 アイコンをクリックして、利用可能なライセンスの数を確認してください。次の lmadmin のスクリーン ショットでは、InstallShield 2013 Premier Edition (IS2013-PREM-CC) の同時接続ライセンスが 2 つチェックアウト可能になっています。また、現在、借用状態になっている、または解除 (Detached) されているライセンスが 0 であることも分かります。また、このスクリーンショットでは、InstallShield 2013 Standalone Build (IS2013-SAB-CC) が 1 つチェックアウト可能になっていて、借用状態になっているライセンスがないことも分かります。
チェックアウトされたライセンスが、借用中でない場合、[Concurrent] アイコンをクリックした時、ライセンスはチェックアウト状態、もしくは使用中であることが示されます。次のスクリーン ショットでは、InstallShield (IS2.win.prem) が 1 つチェックアウトされていることが示されています。
ライセンスが借用された場合、[Activatable] アイコンをクリックすると、ライセンスが借用中、または切断状態であることが示されます。下のスクリーンショットでは、2 つある InstallShield 2013 Premier (IS2013-PREM-CC) の同時接続ライセンスのうち 1 つが現在、借用中であることが分かります。Standalone Build (IS2013-SAB-CC) の同時接続ライセンスは、1 つだけ借用が可能になっています。
ライセンスの借入方法についてのステップバイ ステップ ガイドについては、「 ライセンス サーバーから InstallShield または InstallShield Collaboration ライセンスを借用する 」をご覧ください。ライセンスを借用する場合、ライセンス の借用ウィザードで、借用期間 (ライセンスを借用する日数) を入力する必要があります。いったん借用期間が過ぎると、借用されたライセンスはクライアント側で無効になり、再度、ライセンス サーバーでチェックアウトが可能な状態になります。
指定可能な日数の値は、1 から 60 です。FlexNet Licensing Server では、借用期間が過ぎるまで、借用されたライセンスをキャンセルできませんので注意してください。借用期間が過ぎる前にライセンスを再度利用可能な状態に戻す必要が発生した場合、クライアントからライセンスを返還します。
借用期間が過ぎる前にライセンスを返還するには、以下の手順に従います:
- FlexNet Licensing Server と同じネットワークに接続している状態で、InstallShield を起動します。
- [ヘルプ] メニューで、[バージョン情報] をクリックします。[バージョン情報] ダイアログ ボックスが開きます。ダイアログ ボックスで、借用期間の残り日数が表示されます。
- [ライセンスの返還] ボタンをクリックします。
返還が成功すると、ライセンスは FlexNet Licensing Server に戻され、再度チェックアウト可能な状態になります。
クライアントから、FlexNet Licensing Serve に接続できなかった場合、エラーダイアログが表示されます。
Additional Information
- 一旦ライセンスが借用されると、FlexNet Licensing Server では、借用されたライセンスをキャンセルすることができません。つまり、借用期間が終了するまで、FlexNet Licensing Server から強制的にライセンスを返還することは不可能になります。 ライセンスは、ユーザーによって返還されるか、または借用期間が完全に終了するまで使用できません。
- 借用期間が終了する前にライセンスを返還するには、クライアントが、ライセンスが借用された FlexNet Licensing Server に接続されている必要があります。
- クライアントのハードウェアで障害が生じた場合、ライセンスは、借用期間が終了するまでチェックアウトは不可能になります。
- 限られた数のライセンスを使用しているユーザーは、ライセンスを借用すべきかどうか、および借用期間の長さを決定するとき、これらの条件を念頭に置いておく必要があります。
- クライアント側におけるハードウェア障害を懸念するユーザーは、借用されたライセンスにアクセスできなくても問題が発生しないとあらかじめ分かっている日数に、借用期間を制限するようにしてください。