日本語版InstallShield 2014でStandalone Buildを実行すると結果が文字化けする。

Summary

本記事は、CopyFile関数が上書きしようとするファイルがロックされていると関数がリターンしない、もしくは、不正な値をリターンする問題とその回避方法について解説しています。

Symptoms

日本語環境のWindows上で、日本語版InstallShield 2014に含まれるIsCmdBld.exeを使用して、コマンドラインによりプロジェクトをビルドすると、???という不正な文字がビルドの出力結果に含まれます。

Cause

本バグは日本語版InstallShield 2014から混入したことが確認されています。

Resolution

本バグは、バグ番号IOJ-1661825によって管理されており、将来のバージョンで解消される予定です。

Workaround

日本語版InstallShield 2014 Service Pack 1で本バグを回避するためには以下の手順にしたがって添付のパッチを適用してください。

1. InstallShield 2014 Service Pack 1が既に起動していないことを確認してください。
2. 以下のファイルのファイル名を変更してください。

変更前：C:\Program Files (x86)\InstallShield\2014\System\IsCmdBld.exe
変更後：C:\Program Files (x86)\InstallShield\2014\System\ORIG_IsCmdBld.exe

インストール先が異なる場合には、インストール時に指定したフォルダを参照ください。

3. 添付のIsCmdBld.zipをダウンロードしてください。
4. 上記ファイルを解凍して得られるIsCmdBld.exeを同フォルダに配置してください。

日本語版InstallShield 2014でStandalone Buildを実行すると結果が文字化けする。